我思う

創作に対する恥ずかしさ、というものが蔓延しているのが、全世界の人に創作をさせるという野望を持つ私にとって忌々しき事態だ。そもそも大人数こそ優勢、となっている現代日本では必然的状況か。悪い言い方をすると創作を始める人は大抵奇異の目で見られることが多い。

読書が趣味な人はよく耳にするが、小説を書くのが趣味の人はあまり耳にしない。マンガも。美術鑑賞はしても自分は描かない。

そしてかく人たちは多分ほとんどそのことを言わない。俺も多分言わないし。何故か。絶対に、どういうのをかくの?とか、見せて、という話の流れになるから。怖ろしいことに、上手い人はどんどん作品を世に送り出し、一般の人の目に触れることが多いのは、その上手い人たちのもの。

もし、趣味で描いている人たちが、見せて、と言われて見せた場合、思われることは、下手、だけ。なんということか!当たり前だ!一般の人は普段から「プロ」の作品ばかり見ているから目が肥えている。趣味で描いている人間がそれより上手いことはほとんどない。

それでも、草野球、プール、テニスなどが趣味の人たちが下手と言われることはない!なぜか!それはみんながやってるから!何かムカつく!でふれすぱいらる!(関係なし)

また、上手くなるまでは人に見せない、や、上手くなったら下手な時代のものは恥ずかしくて人に見せられない、としてしまうのもこの現象のきっかけの一つ。

諸々の理由で、創作を始めた人のほとんどが卑屈な言動になる。その辺は構わないんだけど、怖ろしいのは 自分には才能が無い、あるいはセンスが無いからムリ、と辞めてしまう人がたっっっっっっっくさんいること!何ということか!

理由はわかった。そして、全員が創作をする、という理想的状況自体は難しくない。だって、全員やってれば趣味のスポーツと変わらんわけだし。 問題はその状況にまで変化させることかー。これ一人でどうにかなることかなー。くそう。

とりあえず、ルミネスのお陰でアホみたいに上がったテンションの勢いで書いてみた文章の結果わかったことは。

  • 俺は文章がへたくそ
  • 趣味がお絵描き、マンガ描きであることを公言する
  • 下手だったころの絵もちゃんと公開する…っ

あー、まだ障害はあるか。どういう風に進めていったらわからない、とか、何をして良いかわからない、とか。しかも多大な労力がかかり、目に見える利益が得られるわけじゃないこと。

理想的になったらなったでまた別の障害もあるんだろうけどね。周りがみんなやってて、みんなそれほど上手くなければ向上心を持たない。プロの人より下手なんて当たり前だよねー、とか言い始めるんだろうか。これはこれで何というか……

それでも私は全ての人に創作させる世の中を望むわけです。良いものが出てくる可能性が変わらないんならそっちの方が楽しそうだもん。

俺に何ができるかねー、人に考えを広めてやってもらう…宗教?悪徳商法?創作すると人生上向きでっせー!みたいな。悪徳ではないか。義務教育にも作文とか図工とかちょこちょこ取り入れられてはいるけどあんま効力は発揮していないわけで。

俺ができることは、こんな風にぐだぐだ描いてわかってもらう、くらいなのかねー。

あ!めちゃめちゃ上手くなって、それで下手な頃の作品とかを公開したらかなり効果的やん!?え、あのめっちゃ上手い人にもこんな時代があったのねっ、わたしもがんばればできるのかもしれないわっ、みたいな!?

まあ適当に。