VC++ がやってきた日

昼過ぎ、電話の鳴り響く音で目が覚める。誰も出ない。慌てて飛び起きる。
「アマゾンさんからのお届けものです。」
注文していた VC++ が届くらしい。浮かれてところで傍らにある新聞紙の古紙回収袋が目に入る。しまった…、今日が回収日だ。回収日のお知らせは床に落ちていて姉は気付かなかったらしい。お知らせにはいつものように、朝 9 時までには出すように、と書かれている。心臓が高鳴る。

烏龍茶を一杯飲み、一息ながら考える。
16 時くらいまで回収されてない日もあったよなー。夜まで待って回収されてなかったら電話して取りに来てもらおう。
玄関先に新聞紙がいびつに入った古紙回収袋を置く。朝の 9 時には置いてあったんだよ、これは、と念じながら、誰にも見られないように。外に目をやると宅配便の車が来ている。見られたかな?と、気になりながらもサイフを取りに自分の部屋に戻り、うきうきしながら宅配便が来るのを待つ。

ぴんぽーん。